教師が育休復帰時に時短希望の場合は夏に事務資料を入手すべし!

学校の仕事

育休中、どの時点で時短勤務の希望を出せばいいのか、要望が通るように心がけることはあるのかをお伝えします。

流れとしては次のようになります。

1.事務の先生に時短勤務について聞く(夏頃)

2.校長面談(秋頃)

3.非常勤講師も登録しておく(安心のため)

4.いつまでに返事がもらえるか確認しておく

私の失敗例を元に説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。

最初にいきなり校長面談は失敗の元

10月~11月頃に、校長から電話がかかってきて面談をすることになりました。私は、通勤時間と保育園の時間の都合上、時短勤務以外は不可能だったので、時短希望を伝えました。

ですが、はっきりとは断られないものの

「人が足りないから、時短でも低学年の担任かな~」との返事。

つまり、勤務時間中はめいっぱい授業のみで、放課後にやるべき作業は退勤後になんとかしてやって、という意味です。

無理無理無理!!!!!

ハードな担任業務を、帰宅後に子どもを寝かしつけた後にやるとしたら、いったい私はいつ寝れば???電話連絡が必要な保護者へは、帰宅後に連絡するということ?学年の先生たちとの打ち合わせは?

なんのために働くのか分からなくなり、もう希望が通らなければ退職するしかないや…ということを伝えると、

「支援級の担任の枠が空くかな…。そうできるように調整しようとは思うけど、確定はできないからごめんね。ただ、希望を出すのは権利だからね。」

支援級は、1担任が2~8名の子どもを担任します。その中の何人かが普通学級で授業を受けたりする時間もあり、その間に他の支援級児童を見ることもできるため、普通級の学級担任より不在時の融通がききやすい。ということで、支援級を進められました。私は、もともと支援教育に興味もあったため、可能ならばそれでお願いしますと言って面談は終わりました。

こんなはっきりしない返事で過ごす半年はとても不安でした。3月に返事が来て「担任です。」と言われたらそこで退職でいいの?早めに決断して退職した方がいいのかな?など、ただでさえ久々の仕事復帰は不安なのに、心の晴れない日々を過ごしました。

保険をかけて他市の非常勤に登録

年が明けても何も連絡はありません。在職中の友達に聞いてみても「来年度のことは多分まだ何も連絡ないよ。」とか、「隣の学校の育休中の子は時短はっきり断られたらしいよ。違法だけどね。」など言われました。

そこで、保険をかける意味を兼ねて、自分の住んでいる市に非常勤講師の登録をしました。もちろん面接ではありのままを話しましたが、納得してもらえましたよ ^^)

2月になり、非常勤講師登録をしている市から、4月からの仕事の依頼がきました。が!やはり所属校からの連絡はありません。校長に電話しても、だいたい決まってるけどまだはっきりとは言えないかも・・・。とむにゃむにゃした返事。「じゃあ退職します。」と告げると、あわてて「支援級に配属するつもりだから辞めないで。」と言われました。

着々とワーママ生活の準備

復帰が本決まりになって腹をくくり、時短レシピの本を買ったり、時短3種の神器の購入を検討したりと、復帰に向けてやっと気持ちが前向きになってきました。

時短3種の神器?かどうかは分かりませんが、私は①食洗器②掃除ロボット③乾燥機付き洗濯機だと思っています。①の食洗器は持っていたので、②と③を検討しました。これについては、これから別の記事で書いていきたいと思います。


3月に決まった時短復帰

このようにして決まった育休復帰でしたが、何時までの時短か、ということは何度聞いても3月末まで返事がもらえませんでした。保育園の預け時間を伝えなくてはならず、保育園からも何度も催促の連絡をもらい、もやもやした気分でした。今書いていても、あの時のもやもやがよみがえってきます。

校長も日々の教育現場での対応に大変なので、今いない育休中の職員への対応は二の次なんだな~というのを実感した復帰までの道のりでした。まあ、これは校長先生の人柄によるところも大きいとは思いますが…(^^;

私が心折れずに復帰できたのは、なんといっても職場の仲間とのつながりがあったことが大きかったです。すでに同じ道のりを歩いてきたワーママ先生や、今まで一緒に遊んだり飲んだりした同僚とポチポチLINEで近況を報告し合っていたので、校長に適当な態度を取られても、復帰そのものには大きな不安を抱かずに過ごすことができました。

これから職場復帰を控えている方は、職場の同僚との縁(連絡)を切らないようにしておくことをお勧めします。ちなみに、私はそんなに社交的な性格ではないので連絡を取る人数もほんのちょっぴりでしたが、それでも誰ともつながらないよりは全然安心ですよ!

夏の間に事務の先生に聞いておけばよかった

時短勤務には、様々な種類があります。

部分休業なのか、育児時短なのか。

1日の勤務時間を何時間にするのか。

私は最初から校長任せにしてしまいましたが、今考えると、校長先生は制度に詳しいわけではなく、いかに人をやりくりするかということに頭を悩ませていると思います。

ですので、できれば夏休みなど学校の時間にゆとりのある時に事務の先生に電話をかけて、一度お会いしておくことをお勧めします。

「育児のための時短勤務の種類について教えてほしい。」ということを伝えると、10枚近くある資料を用意してもらえると思います。

あらかじめそれらの知識を元に自分の勤務希望時間を決めてから面談した方が、校長先生も人員配置を調整しやすくなります。

1.事務の先生に時短勤務について聞く(夏頃)

2.校長面談(秋頃)

3.非常勤講師も登録しておく(安心のため)

4.いつまでに返事がもらえるか確認しておく(3月ぐらいと思っておきましょう)

の流れがおススメです。

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