育休復帰、教師を辞めたくなった時の4つのチェックポイント

学校の仕事

ただでさえ育児と仕事の両立に目の回る毎日、山ほどある教師の仕事を続けることが不安になり「辞めたい」と考えることは誰にでもあると思います。

退職にしろ続けるにしろ、勢いだけで決断して後悔しないように、私の実体験を元に次の項目をチェックしてみることをお勧めします。

1.パートナーの仕事の有無と貯蓄額

2.自分の自治体の教員採用試験の年齢制限を調べる

3.自分の住む地域の非常勤講師時給を調べる

4.福利厚生で利用していないサービスはないか調べる

それぞれ見ていきましょう。

パートナーの仕事の有無と貯蓄額

子どもを抱えて生活していく上で、お金の余裕は心の余裕につながります。

どんなに貯蓄があったとしても、「パートナーと二人そろって無職」という状態は知らず知らずのうちに心の余裕を奪っていきます。

生活費の他に、毎月二人分の国民年金保険料が出ていくのも大きな出費です。

また、退職した翌年度はまだ住民税の金額が高いままで、夫婦二人が無職状態だとその出費もなかなかのダメージです。

貯蓄額と合わせて、フィナンシャルプランナーなど専門家のHPでいくら貯蓄があれば安心なのかを調べ、自分の貯蓄額と照らし合わせます。

もし2~3年は大丈夫そうだと分かれば、「辛くなればいつ教師を辞めてもいいや」という開き直りと心の余裕が生まれます。

自分の自治体の教員採用試験の年齢制限を調べる

自分の住んでいる自治体の、教員採用試験の年齢制限を知っていますか?

自分が受験してから5年以上経っていれば、教師不足のため、採用年齢の上限が上がっている可能性があります。自治体によっては、教職経験者であれば59歳までOKです!

「一度辞めた人はもう採用されないんじゃない?」

と思っていませんか?

育児や介護が理由の退職はもちろん、「他の仕事で経験を積んでみたい」「世界を旅して見識を深めたい」、など前向きな理由や、休職経験者でも採用しています。実際に、退職後数年(10年以上間が開いた人も!)経ってから受験し、再採用された人をこれまで多く見てきました。

一度退職したからといって、二度と正採用として教師になれないわけではありません!

実はその時々の自分や家族のライフステージに合わせて働き方を選べるのが、教師の仕事のいい所です。

教員採用試験の年齢制限を知っておけば、辞めても「〇歳までなら再チャレンジできる!」という安心感があります。

自分の住む地域の非常勤講師時給を調べる

退職後、学校教師のいいとこ取りができるのが「非常勤講師」です!

教師になった人は、「子どもに教えるのが好き」ですよね。

非常勤講師は、校務分掌はもちろん、給食指導や朝の登校指導、保護者対応などがありません。

また、校長面接の時に色々と条件を提案して、自分にとって働きやすい内容を交渉することもできます。(大事です!別記事で書いていく予定です。)

まさに「子どもに教える授業だけ!」(厳密には「子どもに教える」のではなく、「子どもが学ぶのをリードする・支援する」でしょうか。)

授業に専念するもよし!自分がよければ休み時間に一緒に遊ぶもよし!

研修や事務作業に追われて授業の準備が出来ない(汗)とい心配がいらず、分かりやすい授業の追求だけができます。

給料やボーナスの有無は自治体によって違いますが、時給は2500円前後の所が多いようです

週20時間以上であれば社会保険に入ることもできる自治体がほとんどです。

「小学校 非常勤講師 〇〇市(県)」

「小学校 教師 会計年度職員 ○○市(県)」

で検索してみてください。

福利厚生で利用していないサービスはないか調べる

よし!退職だ!の前に…

「えらべる倶楽部」や「ベネフィット」、「共済組合」などの福利厚生で、まだ利用していないサービスはないかどうかを調べてみましょう。

今まで忙しすぎてゆっくり目を通したことがなかった。なんて人も多いのではないでしょうか。

①使えるサービスを使って仕事を続ける

②どうせ辞めるなら一度も使っていないサービスを使ってみる

どちらでもOKだと思います。

私も実際に、ベビーシッターと家事サービスを利用してみました。

私の感想としては、

「使った時はとっても便利だけど、やっぱり自分で家のこと、子どものことやりたいな。

という気持ちが勝ってしまい、退職→非常勤講師の道を選びました。

どちらにしても、福利厚生のお金は給料から引き落としされています。

辞めるなら一度は目を通して、ぜひサービスを使ってみてはいかがでしょうか?

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